飛行機の中にモバイルバッテリーは持ち込める “飛行機の中にモバイルバッテリーを持ち込むことは可能です。
しかし、これには条件があります。
それは、飛行機の機内へは持ち込みが可能というもので、預け手荷物への預け入れはできないということです。
目次
預け手荷物としては預け入れることができない
なぜ機内には持ち込めて、預け手荷物としては預け入れることができないのかというと、モバイルバッテリーが予備電池としての扱いになるのからです。
またこの決まりというのは、国際民間航空機関によって決められたルールになっています。
そのため、世界中の全ての航空会社の飛行機で適用されています。
モバイルバッテリーを持っていた場合では、飛行機の客席に持っていけるサイズの鞄に納める必要があるのです。
持ち込めない理由がある
またなぜ機内持ち込みにするかというと貨物室だと発火した場合火災の危険がありますが、機内なら周りの乗客やフライトアテンダントがいち早く気付き、火災になる前に直ぐに対応することができるからです。
国内線で持ち込めるモバイルバッテリーには制限がある
国内線においては、持ち込めるモバイルバッテリーには制限があります。容量と個数の制限があります。
それは、モバイルバッテリーの容量や個数制限などによります。
国内線では、ワット時定格量が100wh以下で、放電容量27027mAh以下のモバイルバッテリーについては個数は制限なく持ち込むことは可能です。
またワット時定格量が100whを超え160wh以下で、放電容量27027mAhを超え43243以下だった場合は、モバイルバッテリーについては2個まで持ち込むことは可能です。
そしてワット時定格量が160whを超え、放電容量43243mAh以下を超える場合、モバイルバッテリーは持ち込むことはできません。
このように、機内にモバイルバッテリーを持ち込む場合でも、個数の制限があったり、持ち込めない場合もあります。
国際線で持ち込めるモバイルバッテリーにも制限がある
国内線で持ち込めるモバイルバッテリーは、国際線と条件はほぼ同じです。しかし、国よっては日本よひも厳しい条件を出している場合があります。
例えば中国の空港の場合では、機内に持ち込むことができるモバイルバッテリーの最大容量は100whまでなのです。さらに、他の航空会社でもモバイルバッテリーの容量が100wh以上の持ち込みを禁止したり、制限しているところも多いので、国際線に乗る場合には注意も必要です。
またアメリカン航空を例にとると、ワット時定格量が100wh以下で、放電容量27027mAh以下のモバイルバッテリーについては個数は制限なく持ち込むことは可能です。
またワット時定格量が100whを超え160wh以下で、放電容量27027mAhを超え43243以下だった場合は、モバイルバッテリーについては2個まで持ち込むことは可能です。
そしてワット時定格量が160whを超え、放電容量43243mAh以下を超える場合、モバイルバッテリーはサポートに問い合わせる必要があります。
しかしユナイテッド航空やデルタ航空の場合、100wh以下や100whから160whワットの場合での条件は同じものの、時定格量が160whを超え、放電容量43243mAh以下を超える場合持ち込みができないです。
モバイルバッテリーを預け荷物に入れてしまった場合で保安係員が気付いたときには
モバイルバッテリーを飛行機に乗るときに、預け入れ荷物に入れたままにしてしまうこともあります。
そのときには、もしチェックインのときに保安係員が気付いてくれた場合があります。すると、別室に呼ばれて自分で探してモバイルバッテリーを取り出すことが可能になるのです。
そして、そのときに機内持ち込みに変更すれば問題ありません。しかし、1度荷物を開けてしまうので、もう1度セキュリティチェックを受ける必要が出てきます。
そして再び、チェックイン入り口にあった機械に通し、さらに封印シールを貼ってもらいチェックインカウンターで預けなおす必要があります。
このようにチェックインのときに保安係員が気付いてくれた場合には戻ってきます。
モバイルバッテリーを預け手荷物に入れてしまい保安係員が気付かない場合や機内に容量オーバーのものを持ち込んだ場合
モバイルバッテリーを預け手荷物に入れてしまい、チェックインの際に保安係員が、入っていることに気が付かない場合もあります。
そのときには、セキュリティ検査で荷物を開けられ破棄されてしまうのです。すると、モバイルバッテリーは戻ってこず、国によっては荷物を開けモバイルバッテリーを捨てたという報告書が入っています。
また、機内に持ち込んだにしたにも関わず、容量が大きすぎたり持ち込める個数以上のものを持ち込んだ場合があります。
そのときには、モバイルバッテリーはその場で破棄となってしまいます。これは、保安上では仕方のないことなので、諦めるしか方法はないと言えます。
しかし、罰則などが特に決まっているわけではないので、安心もできます。
モバイルバッテリーを機内に持ち込み使用しても問題ないのか
長い時間のフライトの間では、スマートフォンやタブレット、パソコンを使うことも多いと言えます。
USB電源が設置されている飛行機もある一方で、LCCなどには、電源がない飛行機もあります。
その場合、モバイルバッテリーを機内に持ち込んだものの、使って良いのか迷うこともあります。
そのときには、国内線の場合にでは持ち込みが可能なモバイルバッテリーに関しては、利用は制限されることはありません。しかし、注意するのが国際線になります。
中国の航空会社などの国際線の中には、モバイルバッテリーを使用しないことという機内アナウンスが流れる場合があるのです。
このように、機内へのモバイルバッテリーの持ち込みは可能でも、使うことは禁止されているところもあるので、使用する際には確認を取ってからにしたほうが良いです。
モバイルバッテリーの容量の計算方法がある
モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池のワット時定格量は、計算で確認することができるのです。
それはVで表記される電圧と、Ahで表記される電池容量を駆けることで、whというワット時定格量が求められ、ワット数を計算することができます。さらにリチウムイオン電池の電圧は、3.7Vと決まっているのも特徴で、電圧を当てはめるときには分かりやすいです。
また、電池容量もmAhからAhにしてから計算する必要があるので、mAhに1000を駆けてから計算します。
しかし計算が面倒という方も多いと言えます。
そのときには100whが27027mAhで、160whが43423mAhということを覚えておくと、自分の持っているモバイルバッテリーの容量を知ることが可能です。
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