東南アジアの人気観光地として注目を集めるカンボジア。
特にアンコールワットやトンレサップ湖など、世界遺産に魅了されて旅を計画する方も多いでしょう。
しかし、日本とは文化も治安も大きく異なる国。
「スリに遭った」「ツアーで高額請求された」「お腹を壊して旅行を台無しに…」といったトラブルが報告されています。
この記事では、実際の体験談を参考に、カンボジア旅行で気をつけるべきポイントを徹底解説。
現地で安心して観光を楽しむために、出発前にぜひ読んでおいてください!
目次
カンボジアの基本情報と旅行の特徴
首都:プノンペン
主な観光地:シェムリアップ、シアヌークビル、バッタンバンなど
通貨:リエル(KHR)と米ドル(USD)両方が使用可
治安:観光地は比較的安全だが、スリ・ぼったくりには注意
ビザ:観光ビザは到着時取得または事前オンライン申請(30日間有効)
言語:クメール語(観光業界では英語が通じやすい)
【防犯編】観光客が遭遇しやすいトラブルと対策
■ スリ・ひったくり
発生しやすい場所:
市場(オールドマーケット/ロシアンマーケット)
ナイトマーケット
観光名所(アンコールワット周辺)
対策:
リュックは背中に背負わず、前持ちに
ウエストポーチよりも、斜めがけのボディバッグが安全
多額の現金・パスポートの持ち歩きは避ける(ホテルのセーフティボックスへ)
■ トゥクトゥクやバイクタクシーのぼったくり
よくあるトラブル:
「メーターなし」で口頭交渉 → 相場の数倍を請求される
「無料で案内する」と言って高額なマッサージ店や土産店へ誘導
対策:
地元で使える配車アプリ「Grab」で相場を把握
Grabが使えない場合は、乗車前に「〇ドルでOK?」と金額を明確に
ホテルやレストランで呼んでもらうと比較的安全
【健康編】旅行中に体調を崩さないための対策
■ 水・氷に注意
生水はNG。飲料水・歯磨き・氷すべてに注意が必要
屋台や安食堂では氷なしドリンクを注文するのが無難
■ 食事でお腹を壊すリスク
新鮮な魚介類(特に生)は避ける
加熱が甘い屋台メニューに注意
対策:
「地元でも評判の良い」レストランや屋台を選ぶ
腸内環境を整える整腸薬や下痢止め薬は事前に持参
万が一に備えて、旅行保険の加入を忘れずに
■ デング熱・マラリアなど蚊が媒介する感染症
都市部はリスク低めだが、農村・ジャングルエリアは注意
朝夕は長袖・長ズボンで虫刺されを防ぐこと
持参すべきグッズ:
虫除けスプレー(DEET配合)
かゆみ止め薬
モバイル蚊取り器(屋外での観光時に便利)
【文化・マナー編】カンボジアでやってはいけないNG行動
■ 寺院での露出の多い服装
女性のノースリーブ・ミニスカートは入場拒否されることも
男性もタンクトップ・サンダルは避けた方が無難
対策:
ストール・羽織物を常に携帯しておくと便利
神聖な場では、帽子やサングラスを外す
■ 写真撮影のマナー
仏像や僧侶、地元の子どもを勝手に撮影しない
僧侶への握手・身体接触は禁止(女性は特に注意)
【両替・現地通貨のトラブル】
カンボジアでは米ドルが事実上の流通通貨。1ドル単位で利用可能
ATM利用時の手数料が高いため、米ドルを日本で準備するのが◎
釣り銭としてリエルを渡されるが、破れた札は拒否されることも
【緊急時】困った時に頼れる場所・連絡先
■ 在カンボジア日本国大使館
📍
📞 +855-(0)23-217-161
業務時間:月~金 8:00~17:15(※祝日は休館)
■ 日本語対応の医療機関
英語に自信がない方は、通訳サービス付きの海外旅行保険に加入を
【まとめ】カンボジア旅行は「下調べ」と「備え」で快適に!
カンボジア旅行にはたしかに注意点がありますが、それ以上に魅力的な文化と自然、美しい遺跡群があります。
大切なのは、リスクを事前に知っておくこと、そして備えを整えること。
・トゥクトゥクのぼったくりにはGrabで対応
・水や氷には注意し、整腸薬を携帯
・露出を控え、文化的敬意を忘れない
この3つを意識するだけで、トラブルの大半は回避できます。
「もう一度行きたい」と思えるような思い出深いカンボジア旅行を、安心して楽しんでください!
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