世界にはまだ知られていない、心を癒す旅先があります。
そのひとつが、中央アジアに位置するモンゴル。
都会の喧騒を離れ、何もないからこそ心が整う「大草原でのテント泊」は、筆者が人生でもっとも感動した体験のひとつです。
夜には満天の星空が広がり、朝は静けさと鳥のさえずりで目覚めるーーそんな贅沢な時間を味わえるモンゴルの旅を、今回は詳しくご紹介します。
目次
モンゴル旅行の魅力とは
モンゴルの最大の魅力は、なんといっても「手つかずの自然」。
見渡す限りの草原
夜空に輝く星たち
馬に乗って移動する遊牧文化
この非日常が、旅人の心をつかんで離しません。
また、現地の人々の素朴な暮らしと温かさにも触れられるのが、他の国にはないポイントです。
アウトドア派や、キャンプが好きな人にとってはまさに天国のような国。
観光地化されていないからこそ、本物の自然と出会える場所、それがモンゴルなのです。
モンゴル大草原体験モデルプラン:4泊5日
1日目:ウランバートル到着〜市内観光
チンギス・ハーン国際空港着
スフバートル広場やチンギス・ハーン像のある政府庁舎を見学
ガンダン寺で仏教文化を感じる
夜は市内のレストラン「Modern Nomads」でモンゴル料理を堪能。
おすすめはホーショール(揚げ餃子)と羊肉のスープです。
2日目:テレルジ国立公園へ移動〜ゲル宿泊
車で約2時間、テレルジ国立公園へ
遊牧民のゲル(伝統的な移動式テント)に宿泊
馬に乗って草原を散策、タートルロックにも登ってみよう
夜はゲルのそばで焚き火と星空観察。電灯のない大草原では、星がまるで降ってくるかのよう。
3日目:乗馬体験〜ノマド文化を知る
遊牧民とともに家畜の世話体験
ヤクのミルクを使った伝統料理「アーロール」の試食
自由時間にはゲルの前でのんびりと読書もおすすめ
この日はさらに草原の奥地へ移動し、もうひとつのゲルに泊まります。
4日目:大自然の中でヨガや瞑想体験
朝は大草原で深呼吸しながらヨガ。
心身ともにリセットできる静寂の時間。
午後は小川沿いでのんびり散策したり、近くの小高い丘から夕日を眺めたり。
食事は現地ガイドが用意してくれるモンゴル風BBQが絶品です。
5日目:ウランバートルへ戻り、出国
ゲルで最後の朝食をいただき、ウランバートル市内へ戻ります。
時間に余裕があれば、ザイサン・メモリアルからの市内一望や、民族衣装を着ての記念撮影もおすすめ。
必見スポットの紹介
● チンギス・ハーン像コンプレックス
高さ40mを誇る巨大な騎馬像。中は展望台になっており、草原のパノラマが広がります。
● ホスタイ国立公園
野生馬タヒ(モウコノウマ)が見られる貴重なエリア。
運が良ければ、草原を走る姿に出会えるかも。
宿泊・テント・食事体験
ゲル泊はモンゴル旅行のハイライト。
テレルジやホスタイのエコロッジでは、快適で清潔な設備のゲルが用意されています。
食事は羊肉を中心とした素朴な料理が基本ですが、最近ではビーガン対応のゲルも増えつつあります。
アーロール(乾燥チーズ)
ボーズ(蒸し餃子)
スーテーツァイ(ミルクティー)
どれも身体にやさしい味です。
旅行前の基本情報と注意点
【ベストシーズン】6月〜9月(夏でも夜は冷える)
【通貨】トゥグルグ(Tugrik)
【言語】モンゴル語(観光地では英語可)
【ビザ】30日以内の観光は日本人はビザ不要(要パスポート残存期間)
また、モバイル電波は草原では届かないことが多いため、オフラインマップを事前にダウンロードしておくと安心です。
まとめ
モンゴルの大草原で過ごすノマドな時間は、人生の価値観を変えるほどの体験になるかもしれません。
テント泊で味わう静寂、満天の星空、そして遊牧民とのふれあい——
どれも日本では決して味わえない、本物の「大地の贅沢」です。
2025年の旅先として、あなたも一歩踏み出してみませんか?
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