本ブログはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

元キャビンアテンダントに聞いた妊婦の海外旅行!安全な渡航期間とは?

元キャビンアテンダントに聞いた妊婦の海外旅行の注意点をまとめてみました。

妊娠中に絶対安全はない

まず、大前提として妊娠中の渡航は少なからずリスクを伴います。

飛行機の移動では地上との気圧の変化、普段とは違う閉鎖的な空間、身動きがとりづらく普通の状態でも浮腫みやすい体勢などストレスの要因となりうるものが多いです。

更に空港内の移動や荷物の受け取りなど安静とは言えません。

遠い搭乗口であればたくさん歩くことは間違いありません。

 

また大体の旅行が普段の生活とは違います。

観光をしたり外食をしたりすれば歩く頻度も高くなるし、慣れない土地でのストレスも発生します。

また何か体調に異変があった場合も現地の病院にお世話になることになります。

その場合ドクターとのコミュニケーション、医療費の問題などが出てきます。

それらはツアコンや現地の旅行会社が間に入ってくれるかもしれません。

しかしもし始めての出産の場合は何もかもが不安でしょう。

おそらく日本でかかりつけ医に診てもらっても不安があると思います。

その上ドクターや助産師、看護師とのコミュニケーションが自分で取れないのはストレス以外の何者でもありません。

 

更に医療費の問題があります。

万が一現地で産むことになった場合、いったいいくらかかるのか、保険はどの程度効くのかという問題になります。

日本であれば産科医療保障制度で出産費の大半が差し引かれます。そういった制度が渡航先で受けれるとは考えにくいですよね。

上記のようなリスクがあるということを踏まえた上で海外旅行をお考えください。

 

スポンサーリンク

会社ごとに異なる規定

それでもなんらかの理由から渡航しなければならなかったり、妊娠が発覚する前に決めた旅行などそれぞれ事情があると思います。

そのようなお客様のために航空会社ごとで規定があります。その規定は会社により異なりますが、大体の会社が妊娠の週数によって提出が必要な書類や条件があります。

それは当日チェックインの際に記入すれば良い場合や事前にかかりつけ医に記入してもらい、航空会社に送付しなければならないものなど様々です。

お客様の大切な命がかかっているのでこの辺りは厳しくチェックされます。渡航する際は必ず旅行代理店又は最終目的地までの航空会社の規定をホームページや予約センターの窓口などで確認する必要があります。

そして予約の際には代理店、航空会社に必ず妊娠の旨を伝えてください。

 

JAL(日本航空)の場合

では例として日本航空と全日空の規定を見ていきます。まずは日本航空です。

【旅行に際しての注意点】

旅行前に航空機旅行が可能かどうか主治医に必ず相談しましょう。

出血・つわりなどの症状があったり、切迫流産、貧血、妊娠中毒症などの合併症があった場合は、担当の先生に相談しましょう。

負担を軽くするようにしましょう。

最も旅行に適しているのは、安定期である妊娠12週から28週頃までです。

 

【国際線で診断書の提出が必要な場合】

出産予定日から28日(4週間)以内に入っている場合(妊娠36週以降)。

※出産予定日が14日以内の場合は産科医の同伴が必要です。

 

予定日がはっきりしない場合。

双子以上の妊娠をされている方。

早産の経験がある方。

 

【診断書について】

担当の先生に出産予定日、飛行機での旅行に適しているかどうか、飛行中の特別な注意事項などについて記載していただきます。

出発前7日以内に作成してもらってください。

 

ANA(全日空)の場合

全日空の場合は以下のようになっています。

 

【旅行についての注意点】

出産予定日を含め28日以内のお客様は診断書の提出が必要です。

事前に印刷して必要事項をご記入のうえ空港にお持ちください。

診断書はご搭乗の7日以内(ご搭乗日を含めて)に発行された「お客様が航空旅行を行われるにあたり、健康上支障がない」という旨、医師が明記したものとします。

 

【診断書について】

出産予定日を含め14日以内:「診断書」の提出および「医師の同伴」が必要です。

出産予定日を含め15日以上28日以内:「診断書」の提出が必要です。

※診断書はご搭乗の7日以内(ご搭乗日を含めて)に発行された「お客様が航空旅行を行われるにあたり、健康上支障がない」という旨、医師が明記したものとします。

 

安定期を知る

妊娠期間の中には安定期と呼ばれる期間があります。

人にもよりますがおおよそ16週目あたりから28週未満のことを指します。

 

これは大体つわりが落ち着いてきてご飯も食べれるようになる人が多いのと、妊娠初期の頃に比べれば流産の確率が低くなっているためです。

つわり中は食べることができるものが少なかったり周囲の匂いに敏感になってしまいます。

その国だけでなく飛行機の中も外国の匂いがしていたりしますので注意が必要です。

 

そのためつわりは最低限終わっている事をお勧めします。また胎児の大きさもまだそんなに大きくないので洋服にもそんなに困ることがなく、移動しやすい期間だと思います。

お腹がおおきくなると疲れやすい事もありますが出産が近くなるという事なのであまりお勧めできません。

 

スポンサーリンク

最後にまとめ

実際には妊婦さんのお客様はたくさんいらっしゃいます。

なので御本人が無理をしない限りで安定期に海外旅行をする事は気分的にもリフレッシュできて良いかもしれません。

ただし、妊娠は大人の思い通りには行きません。

つわりがずっと続く人もいれば切迫流産になってしまい絶対安静のお腹が出る場合もあり予測がつきません。

その酷さは、お母さんにも寄りますがお腹の中の子供にもよると言われています。

とはいえ、子供が産まれてからではなかなか海外旅行をすることは難しくなってしまいます。

産後にウツにならないためにも妊娠中はできることをし、自分の体と相談しながら上手に海外でリフレッシュできたらなと思います。

コメント