子どもを連れて初めて海外旅行に行く時は不安もあるかと思います。
自分の経験を思い出し、少し書いてみました。
1歳児男児、初めての飛行機
第一子の長男が初めて飛行機に乗りハワイへ行ったときのことをお話したいと思います。
長男が私たち夫婦のところに生まれてきた翌年、主人の弟も結婚することに。
挙式するハワイへお呼ばれしたものの、私たち夫婦は不安でいっぱいでした。
自分たち2人だけの旅行であれば、時間も場所も気にせず行くことができますが、歩き始めた1歳の長男と一緒に長丁場のフライト。
しかも長男は新幹線に始まり救急車、トラック、パトカーと乗り物大好きときているので興奮しないわけがない…普段の生活からしてあっちへいきこっちへいき時間通りに目的地にたどり着くのが至難の業。
行く前から喧々諤々でしたが弟の結婚式は一生に一度のこと。
腹をくくって家族3人で参加させていただくことにしました。
準備に大忙し!
近所へ買い物にいくのも一苦労という毎日。
まして海外なんてどうなってしまうことか不安でいっぱいだったので、同じように1歳児と海外へ行った人のブログを読み漁る日々。
おもちゃは何を持っていくか、お菓子はどれくらい必要か、機内で泣き出してしまったらどうしているか、など知りたいことは山ほどありました。
そうこうしている間にもパスポートの作成やチケットの手配などやることはそこそこあり、あれよあれよという間に出発の日が迫ってきます。
我が家から空港までは2時間ほど。
そこから飛行機に乗って5時間のフライトです。電車にのっている2時間はまだなんとかなるとして、問題は途中で降りることができない飛行機!
うまくお昼寝の時間に合うようにチケットは昼の便を手配しました。
また愚図った時はすぐデッキに出られるように、出入り口付近の席を確保しています。
お気に入りのおもちゃと、秘密兵器に100均で初めて買った乗り物のシールブック、さらに普段は与えていないアンパンマンのお菓子を手荷物に忍ばせて、いざ出発!
ついに搭乗!しかし…
普段乗らない電車にのってウキウキの長男。
多少コンコースを逆走したり、コンビニでいちいち立ち止まったり…ということはありましたが、ここまではなかなか計画通り。
主人と二人で良い調子だね、などと話していました。
しかし、いつもより少し早起きしたためか長男は電車の中で眠り始めてしまいました…。
ここでお昼寝されてしまうと飛行機では寝ないのではないか、という危惧が頭をかすめます。
電車から降りて空港へついても、まだ寝ています。
いやな予感がする私たち。
結局目覚めたのは私たち夫婦が昼食を取り終えてからでした。
しめて2時間ほどぐっすり寝た長男は充電十分。初めて見る大きな飛行機を待合スペースから見ては目を輝かせています。
そんな笑顔を見ていたら、不安だった私も連れてきてよかったなぁ、という気持ちになります。
さて、ついに搭乗時間。
ここまでは何の問題もなく座席に座ることができました。
長男も窓から外を見ては見慣れない乗り物に目を輝かせています。離陸の時は大興奮でした。
予感的中!
テイクオフから1時間。初めての飛行機が珍しい長男は全く席についてくれず、通路を行ったり来たりを繰り返しています。
手を引かれて付き合わなければいけない親はかなり大変でしたが、主人と交代して、またお客さんたちは温かいまなざしで見守ってくれ、なんとか乗り切っていました。
楽しそうにしている我が子を見て、大変だったけど連れてきてよかったな、こんな調子ならまた家族3人で飛行機の旅行もいいかもな、などと考えていました。
しかし、2時間ほど経った頃でしょうか。
唐突に機嫌が悪くなる長男。機嫌が悪いグズグズがギャン泣きに代わるのにそう時間はかかりませんでした。
とりあえずデッキへ出てトイレでおむつ替えを済ませ、授乳ケープで胸元を隠して授乳をし、アンパンマンのお菓子を与えますが全く効果なく泣き続けます。
当時12~3キロあった長男を抱っこ紐で抱っこしてなんとか寝かしつけしました。
案ずるより産むが易し!まずは行ってみるべし
結局1時間ほどお昼寝をしてくれ、起きた後は持ってきていたシールブックで遊んでいたらハワイまでなんとかやり過ごすことが出来ました。
多少大変な場面はあったものの、周りのお客さんやCAさんは温かく声をかけて頂き本当に気持ちが楽になりました。
ここで思ったのは、親は周りの迷惑になるのではないかと考えてしまうけれど、世の中には子育てに四苦八苦しているパパ、ママを応援したいと思っている人もいるのではないかという事。
考えてみれば、みんな昔は子どもだったのですものね。
周りの温かい雰囲気の中で、ハワイでも自然いっぱいの綺麗な景色の中で可愛い子どもとの思い出をたくさん作ることが出来ました。
子育ては今その瞬間しかないかわいらしさの連続。大変なことも多いけれど、出来ないと決めつけてしまうのは勿体ない!
まさに今その時の子どものかわいらしさを旅先で見ることができるのはとても素敵な経験ですよ。
もし悩んでいるパパ、ママがいたらぜひチャレンジしてみてほしいです。
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