ヨーロッパ周遊旅行を考えている人にとって、フランス、イタリア、スペインに続き、最近特に注目されているのがポルトガル。
その魅力は「小さな国に詰まった多彩な世界」。中でも首都リスボンとその近郊のシントラは、歴史・芸術・自然・グルメが絶妙に融合するエリアです。
私自身、ヨーロッパ旅行の終盤にリスボンを訪れ、喧騒から離れた穏やかな時間に癒されました。今回はその実体験をベースに、初めての方にも分かりやすいモデルプランと観光スポット情報をお届けします。
目次
リスボン観光の魅力【歴史とモダンが融合する首都】
アルファマ地区:迷路のような旧市街を歩く
リスボン最古の地区で、モザイク模様の建物と坂道の景観が特徴
ファドが聴こえる夜のバー巡りもローカル感たっぷり
トラム28番線でぐるりと巡るのがおすすめ
ベレン地区:大航海時代の栄光が息づく街
ジェロニモス修道院(世界遺産)、ベレンの塔、発見のモニュメントが点在
名物「パステイス・デ・ナタ」の元祖店があるのもこのエリア
歴史と美食が一度に味わえる贅沢な半日観光に最適
バイロ・アルト:リスボンの夜を彩るネオンの街
小さなバーやレストランが密集する、にぎやかな夜の街
ワイン好きには、ポルトガル産赤・白・緑ワインの飲み比べもおすすめ
昼は静かで、街歩きや雑貨屋巡りにもぴったり
サン・ジョルジェ城:リスボンの絶景スポット
城壁の上からは、テージョ川や街全体が一望できる
夕暮れ時に訪れると、オレンジに染まる屋根と空のコントラストが美しい
シントラ観光の魅力【おとぎの国のような山岳都市】
ペーナ宮殿:カラフルで幻想的な世界遺産
山の頂に建つ、黄色と赤の色彩が印象的な宮殿
内部見学では、19世紀ポルトガル王族の優雅な暮らしぶりを体感
天気が良ければ遠く大西洋まで見渡せる
レガレイラ宮殿:神秘の地下迷宮
イニシエーション・ウェル(儀式の井戸)は写真映えスポットとしても有名
庭園、洞窟、トンネルが複雑に組み合わされており、まるで謎解き冒険
建築の細部まで意味が込められており、建築好きにもおすすめ
ムーアの城跡:大自然の中の古代要塞
シントラ最古の建造物。石造りの城壁の上を歩いて絶景を堪能
観光客が比較的少なく、落ち着いた時間が過ごせる
ハイキング感覚で訪れるのにぴったり
リスボン&シントラで味わうおすすめグルメ
パステイス・デ・ベレン:元祖エッグタルトの名店
毎日焼き立てのエッグタルトが大人気
店内でもテイクアウトでもOK。粉砂糖とシナモンをふりかけて食べるのが地元流
タスカ・ダ・エスカダ:モダンな郷土料理
地元食材を使った創作ポルトガル料理が魅力
魚介のリゾットやタコのグリルが絶品。大人旅にぴったりな落ち着いた雰囲気
Pateo – Bairro do Avillez:ミシュラン星付きの逸品
ジョゼ・アヴィレズ氏が手がける創作レストラン
デギュスタションコース(試食コース)とワインペアリングが人気
アクセス&移動手段|リスボン〜シントラの行き方
電車:ロシオ駅(Estação do Rossio)からシントラ駅へ直通で約40分
バス:シントラ駅からペーナ宮殿・ムーア城方面へは434番の循環バスが便利
トラム&バス:リスボン市内は24時間券(Carris)を使えばお得&簡単移動可
観光パス:「Lisboa Card」を使えば、電車・美術館入場料が割引・無料に
宿泊おすすめエリア|リスボン&シントラのホテル事情
リスボン市内:バイシャ地区(Baixa)やシアード(Chiado)は観光&食事に便利
シントラ宿泊:1泊してゆっくり観光したい人には、山側のブティックホテルがおすすめ
おすすめホテル例:
Hotel Avenida Palace(リスボン中心・クラシカルな5つ星)
Sintra Boutique Hotel(シントラ駅近く・モダン&静か)
まとめ|ポルトガルで過ごす贅沢な2都市滞在
リスボンとシントラは、ヨーロッパの旅の中で“心がふっと和らぐ場所”。
歴史ある街並み、地元の味、豊かな自然と芸術がバランスよく共存し、どんな旅のスタイルにもフィットします。
特にシントラは日帰りも可能ですが、ぜひ一泊して朝夕の静けさを味わってほしいところ。
これからヨーロッパ周遊を考えている方は、ぜひポルトガルをルートに加えてみてください。
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