海外旅行へ行った時、ホテルのドライヤーがショボいと感じた時はありませんか?
海へから帰ってきて、シャワーを浴びて再出発だ!と思っていたのにドライヤーの風量が弱すぎて、髪が乾くまでに相当な時間を要してしまったなどの経験があると思います。
そんな時に日本製の風量の強いドライヤーあれば良かったのに!!と思っていた人もいるかと思います。
今回はドライヤーを海外で使うために必要な知識とお勧めのドライヤーをご紹介したいと思います。
海外で電気製品を使うたには変圧器が必要!?
海外に自分のドライヤーと変圧器を持って行ったら海外でも使えるんじゃ!?
と思って変圧器を買おうとしたことはありませんか?実際に僕の嫁さんはこれを実行しました。
海外でドライヤーを使うには変圧器が必須だと思って、5,000円くらいする変圧器を買いました。
スマホやカメラ、それにその他の日本製を充電するにも変圧器が必要だと思っていました。
なんせ身の回りには電化製品が溢れていますしね。
※iPhoneの充電には変圧器はいりません。その理由はこちらです。
ドライヤーのために変圧器を買いましたが、変圧器を買ったことを後悔しました。
日本のドライヤーが海外で利用できない理由を知る前にまずは、変圧器の知識が必要になります。
これを知らないばかりに変圧器を買っても無駄だったなんてこともあります。
理由その1:日本と海外の電圧の違い
よく日本の製品を海外で使うには、なぜ変圧器が必要と言われますが、なぜ必要なのか?
同じ電気製品ですが、一番の理由は日本の電圧が海外の電圧と違うからです。
日本の電圧は世界でも稀な100V(ボルト)です。
日本以外にも電圧が100Vの国は一応ありますが、100Vを採用している国は圧倒的に少ないです。
世界の主流は220Vなんです。
そのため、日本の電気製品を海外で使うには海外の電圧を100Vに調整しないと日本の製品は使うことができません。
このために変圧器が必要なのです。
ここまでは僕も知っていました。海外では【日本製品を使うには変圧器が必要】。
これが僕の知ってる電圧についての知識でした。
これは間違ってはいませんが、完全に正解ということもありません。
理由その2:ドライヤーに必要なワット数は変圧器では出せない
日本の電気製品の使用できる電圧は100Vで間違いないです。
100Vに調整しないと、回路がショートして壊れてしまいます。
回路を壊さないために電圧を100Vに調整するのが変圧器の役目です。
ドライヤーの利用に必要な知識として、ワット数(W)というものあります。
変圧器を使って、電圧を制限すると流れる電流の量も少なくなるため、実際にはドライヤーに必要なワット数も少なくなってしまい、熱風を出すことができません。
詳しくは後述します。
つまり、日本専用のドライヤーは変圧器だけを買っても意味がないんです。
コンセントの形状も重要
海外で電気製品を使おうとすると、コンセントの形も重要になります。
日本のコンセントの形はA型に分類されます。
この図をみてもらえばわかりますが、コンセントの形状は様々です。
日本と同じA型のプラグを採用している国は、アメリカ、カナダ、スペイン、サウジアラビア、ブラジル、ペルー、メキシコ、韓国、台湾、中国、フィリピンと世界の国からしたら一部だけです。
その他の国は、B型やC型の形が多いですが、国によって様々です。
旅行に行く国が決まっているのなら調べてみましょう。
せっかく海外対応の電子機器を購入しても、コンセントの形状が違うため使えないということもあるので、コンセントの形状は重要です。
コンセントの形は国によって違いますが、最近は全世界対応のコンセント変換プラグというのが売っているので、それを買えばいちいち国を調べて変換プラグを購入する必要はありません。
一個持っていると本当に便利です。
海外対応の電化製品は身の回りにたくさんある
ここまでで電圧についての知識は得ました。
それでは、次に考えるのはドライヤー以外の製品を海外に持っていくとしたら、どのような電化製品があるでしょうか?
これを考えてから変圧器の購入を考えても遅くありません。
旅行に持っていく物として真っ先に思い浮かぶものはスマホ、カメラ、PCなんかでしょう。
他に持っていく物があるとしたら電動髭剃り、充電式乾電池くらいですかね。
スマホ・PC・電動髭剃り・充電式乾電池などの各種充電器のほとんどが今や海外対応となっています。
充電器もしくはコードの近くに電圧の記載があると思います。
電圧が海外対応かどうかを調べるには電圧がAC100-240Vと電気製品に記載されていれば、海外対応です。
このようにAC 100V-240Vという記載があれば100Vから240Vまでの電圧に対応しているということです。
スマホの充電器やカメラの充電器にはこの記載があるため、変圧器は不要となります。
それではドライヤーのために変圧器を購入する必要もないですし、スマホやカメラのためにも必要ないです。
つまり変圧器は通常の旅行では全く必要がありません。
日本製のドライヤーの対応電圧について
スマホやPC、カメラなどはほとんどがこのように100Vから240Vまでの電圧に対応していますが、日本製のドライヤーのほとんどのものは、100Vという記載です。
家にあるドライヤーのコードのタグを見てみてください。(説明書があれば説明書には必ず記載されています。)
家で使っているようなドライヤーは海外の電圧に対応していないのがほとんどです。
もし、海外旅行中に使おうとして電源を入れた瞬間に回路がショートして壊れてしまいます。
海外旅行に行くときにドライヤーをそのまま持っていき、使用すると壊れてしまいます。
変圧器を使っていると壊れることはありません。
ドライヤーのために変圧器は必要なのか
海外旅行では通常の電気製品を使うときには、ハッキリ言って変圧器はいりません。
僕は海外に一年の半分以上いますが、変圧器を使うことはまずありません。
海外旅行の初心者の頃は変圧器を買ってしまいましたが、変圧器を使う場面はありませんでした。
これは完全に調査不足でした。
僕はドライヤーを海外で使うために買ったのですが、変圧器を繋いでドライヤーを利用してみると不思議なことが起こりました。
ドライヤーのために変圧器を買ったのに
フィリピンのセブ島に海外旅行へ行った時にドライヤーを使おうとしました。
この時は変圧器をコンセントに繋いで、ドライヤーを変圧器に繋いで熱風を出そうとしました。
ドライヤーのためにAmazonで変圧器(5,000円弱のレビューがいいやつ)を購入していたので、問題なく使えるだろうと思っていました。
そしたら、熱風がでません。
その時購入したのはこちらの変圧器です。
変圧器を使ってドライヤーを使うと熱風はでませんでしたが、冷風モードにすると風はしっかりでます。
ここで何が起こったか全くわからなかったので、何が起こったのか調べました。
変圧器を使っても冷風しか出なかった理由とは?
変圧器を使ってドライヤーの熱風を出そうとすると、冷風しかでない。
なんで変圧器を使っても海外ではドライヤーは使えないのでしょうか?
これは疑問に思って調べると、変圧器には容量(W)というものが存在します。
容量はワット数(W)のことです。
ドライヤーから冷風しかでない原因を説明するのにはワット数というものの説明をしないといけません。ドライヤーに必要なW(ワット数)というものがあるのですが、変圧器を使うと電圧も変えることができるが、ワット数も変わってしまうのです。
ドライヤーを使うにはV(ボルト)の他にW(ワット数)も調べないといけませんでした。
このワット数ですが、変圧器を通すとワット数はかなり制限されてしまうのです。
制限されたワット数は変圧器によりますが、だいたい200Wだったり1000Wだったりします。
ちなみにドライヤーを使うのに必要なワット数は約1500W必要です。
冷風しか出ない理由はワット数が全然足りてなかったからです。
変圧器で容量の制限が1500Wのものはサイズが相当大きいもので値段も張ります。
ドライヤーだけのために変圧器の1500Wも容量があるのを買うのはもったいないです。
Amazonで調べると2万円くらいしますし、重さも3キロくらいあります。
海外旅行のためにそんな重さの変圧器なんて買ってられません。
それなら最初から海外対応のドライヤーを買ったほうがいいです。
お勧めの海外対応のドライヤー
海外で日本のドライヤーを使うのなら、それならいっそ最初から海外対応のドライヤーを買う方がいいです。
現在はかなり多くのドライヤーが発売されており、クオリティーも高いものが多いです。
アマゾンや楽天でも海外対応のドライヤーは売っており、クオリティーは高く値段も安いものも売っています。
旅行用のものはコンパクトで持ち運びも楽です。
風量も強いものも多く、マイナスイオンも発生させるものもあります。
更に海外の電圧にも対応して、日本の電圧でも使えるマルチなドライヤーもあります。
風圧は申し分なく、美容院であるような風圧のドライヤーとまではいきませんが、女性でも満足できるような風量です。
僕も利用していますが、僕の嫁さんもかなり満足して使っています。
Amazonでコスパの優れているドライヤー
値段はピンキリですが、数日程度でしたら安いものでも十分だと思います。
そんなに高いものじゃないので、海外旅行に行くなら買って持って行ったほうがいいでしょう。
コイズミのドライヤーは3,000円以下と安いわりに、日本でも海外でも使えるもので、お勧めです。
この値段でマイナスイオンもついています。
こちらも日本・海外ともに利用可能です。
僕らは結局パナソニックの4,000円くらいするドライヤー【イオ二ティ】を買いました。
マイナスイオンもあるし、コンパクトでそれほど荷物にならないのとパワーも結構あったのが決め手になりました。
毎日使うものなので、ちょっと良い物を買いました。
こちらを買った時のレビューもしてみました。
ちなみにこれがめちゃくちゃ良くて、コンパクトなので、海外だけでなく日本の旅行でも持ち運びが楽でちょっとした旅行のときには必ず持っていきます。
更に高級な1万円以上するドライヤー【ナノイー】タイプもありました。
今思えば、一年のほとんどを海外で過ごすので、こちらを購入してもよかったと思います。
楽天で売られているドライヤー
パナソニック ナノケア ヘアードライヤー ナノイー EH-NA58-PP ペールピンク 海外・国内両用 【送料無料】【KK9N0D18P】
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ナノケアのドライヤー、ナノイー。
海外だけでなく日本でも使えるタイプ。
日本でもドライヤーも交換しようと考えてるなら、高価な物を買うのもいいと思う。
購入したドライヤーのレビュー
海外だけで利用するなら安価でパワフルなものがいいだろう。
そんなんで、Amazonでイオニティを購入しました。
こちらは海外でも国内でも使えます。
海外旅行にも使えますし、国内の旅行でも使えるので重宝しています。
メーカーはパナソニックです。
しかも、変換プラグもついていました。
Cタイプしかついていませんでしたが、Cタイプ以外の変換プラグを買えば他の国でも使えます。
サイズもかなりコンパクトでした。500mlのペットボトルと比べてもこんなものです。
縦でこのくらいです。
コンパクトに畳むと、
すごい小さくなりました。
使ってみたら、さすがに家で使うようなものほどのパワーはありませんが、それでも全然よかったです。
長い髪の女性には若干物足りないかもしれませんが、男性の僕からすると十分すぎます。
髪を乾かす以外のドライヤーの使い道
海外では髪を乾かす以外にもドライヤーの使い道があります。
それは洗った洋服を乾かすのに使います。
海外旅行で急な雨で靴下や靴、洋服がが濡れてしまえば乾かすのにも使えますし、リゾート地なら水着を乾かすのにも使えます。
プールに入った次の日に海に行きたいので、水着を着て行きたいが、海まで濡れた水着を着ていくのは嫌ですよね。
そんな時に風力の強いドライヤーがあれば余裕で乾かすことができます。
ドライヤーと変圧器についてのまとめ
変圧器についてですが、変圧器は決して安価なものではないので、海外旅行のときはドライヤーのためだけに買うのは止めましょう。
日本のドライヤーでは冷風しかでませんので。
変圧器を買うなら容量(ワット数)の確認だけはしっかりしましょう。
もし、買っても使えなかったら買った意味もないので、そして重さも結構あるので海外に持って行っても使えなくて意味がなかったというのもしょうがないので、買うなら是非とも意味ある買い物をしましょう。
ドライヤーを持っていくなら海外対応のものにする。
海外対応のものを買うほうが安いし、コンパクトに収まると思います。
【追記情報】ドライヤーは充電式のものはやめよう。
充電式のものだとリチウム電池のせいで飛行機では持ち込めない可能性がある。
コード式なら問題なし。
【追記】ドライヤーを飛行機に持ち込む時の注意
飛行機にはバッテリー式のドライヤーは持ち込む事ができない可能性があります。
普通のコード式のドライヤーなら大丈夫ですが、充電式のものは機内に預けることもできない可能性があります。
ワット時定格量が100Wh以下のものなら大丈夫で、160Wh以上はダメだとか制限があります。
詳しくはこちらのページがわかりやすいです。
今回はドライヤーを日本で使うためには変圧器がいるのか?
という情報でしたが、逆に海外製品を日本で使うためにはどのような事が必要なのでしょうか?
海外製品を買う時に注意するポイントはこちらです。