かつては南米の中でもどこか「遠くて未知」という印象が強かったアルゼンチン。しかし、実際に旅してみるとその魅力は想像以上。美しい自然、情熱的な文化、豊かな食文化、そして多様な人々との出会い…。
今回は、私自身が2024年秋に体験したリアルなアルゼンチン旅行記をもとに、初めての人にもおすすめできるモデルコースと、失敗しない観光地・レストラン・移動手段などを詳しく紹介します。
目次
アルゼンチン旅行の概要と旅のヒント
アルゼンチンってどんな国?
南米第二の面積を持ち、南北に長いアルゼンチンは、首都ブエノスアイレスをはじめ、北部のイグアスの滝、南部パタゴニアの氷河など多彩な魅力を持つ国です。スペイン語が公用語ですが、観光地では英語も通じる場所が多く、旅行者にも優しい印象でした。
ビザと通貨情報
日本人は90日以内の観光であればビザ不要。通貨はアルゼンチン・ペソ(ARS)ですが、ドル払いが歓迎される場所もありました。インフレが激しいため、到着後に両替または現地でデビットカード使用が安心です。
アルゼンチン旅行モデルコース(7泊9日プラン)
私が実際に組んだ日程は、「文化・自然・食」のバランスが良い王道ルート。初心者でも安心して回れる内容になっています。
【1日目】ブエノスアイレス着・市内観光スタート
早朝に首都・ブエノスアイレスのエセイサ空港に到着。
まず向かったのは市内の中心地「レティーロ地区」。そこから徒歩で回れる観光地が密集しています。
【2日目】色彩と音楽の街「ラ・ボカ地区」へ
午前中はカラフルな街並みが魅力のラ・ボカ地区へ。
ランチは、老舗レストラン「El Obrero」で。ステーキとマルベックのペアリングが絶品でした。
午後はサン・テルモ地区を散策。骨董市やアートギャラリー、クラフトビールバーもあり、のんびり過ごせます。
【3日目】国内線でプエルト・イグアスへ移動
Aerolineas Argentinasで、ブエノスアイレスから北部の「プエルト・イグアス」へ。飛行時間は約2時間。
チェックイン後、ローカルマーケット「La Aripuca」を訪問。マテ茶や民芸品のお土産探しが楽しめます。
【4日目】世界遺産・イグアスの滝(アルゼンチン側)
アルゼンチンを代表する絶景、「イグアスの滝」へ。敷地の広さと滝のスケールに圧倒されます。
昼食は園内のレストラン「Fortín Cataratas」で地元食材を使用したプレートランチを満喫。
【5日目】エル・カラファテ(南部パタゴニア)へ移動
この日は移動日。プエルト・イグアス → ブエノスアイレス(乗継)→ エル・カラファテへ。
空港から市内までは送迎タクシーを利用。夜は暖炉のあるロッジ風ホテル「Hotel Kosten Aike」に宿泊。心が休まる空間でした。
【6日目】ペリト・モレノ氷河を体感
エル・カラファテからツアーバスで氷河国立公園へ。
寒さ対策として、手袋・ネックウォーマー・防風ジャケットは必須!
【7日目】ブエノスアイレスへ戻り、お土産とグルメ三昧
再び国内線でブエノスアイレスに戻り、最後の1日はゆったりお買い物とグルメ三昧。
ディナーはアルゼンチンNo.1と評される「Don Julio」へ。予約必須。熟成ステーキは本当に驚きの柔らかさ。
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アルゼンチン旅行で感じた魅力と注意点
良かった点
人が温かく親切で、観光客にもオープン
グルメの質が高く、どこで食べても美味しい
各都市の魅力がまったく違っていて飽きない
注意したい点
スリ対策はしっかり。バッグは前に持つ、貴重品はホテルの金庫へ
インフレで物価変動が激しいため、現地情報のチェックは必須
国内線の遅延やキャンセルも時々あり。スケジュールに余裕を持って
アルゼンチン旅行におすすめの持ち物リスト
防寒着(特に南部は夏でも冷える)
携帯トイレットペーパー(場所によってはない)
現地SIMまたはeSIM(都市部はWi-Fiありだが、郊外は弱い)
小額ドル紙幣(両替やチップ用に便利)
スリ対策用ウエストポーチ
まとめ:アルゼンチンは感動が詰まった「冒険の国」
アルゼンチン旅行は「遠いけれど、それだけの価値がある」旅でした。
首都でアートやタンゴ文化に触れ、北では地球の息吹を感じる滝に圧倒され、南では氷河に心を洗われる。1週間では足りないほどの魅力が詰まった国です。
これからアルゼンチンを訪れる方は、ぜひこの記事を参考にして、自分だけの感動と発見に出会ってください。
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