結婚を機に苗字が変わってしまったけど、パスポートは旧姓のまま!なんて方もいるかと思います。
もしくはハネムーンだけど、直前に籍を入れてしまったケースなど、パスポートの苗字と実際の苗字が異なる事があります。
その場合、何か不都合などあるのでしょうか?今回はそんな疑問にお答えします。
目次
身分詐称になる可能性ある
もしも航空券を予約した後に結婚などで名前が変わってしまった場合、航空券はキャンセルしてでもパスポートを新しく取り直した方が安心です。
パスポートというのは身分証明証であり、それは世界に通用するものです。
海外でパスポートを提示すればそれはあなたの身分を証明するものとなり、だからこそ正しいものでなければいけません。
しかしその一方で、もしも急性のパスポートを利用して海外に行ってしまえば、それは身分詐称になります。
あなたの本来の名前ではない名前が書かれたパスポートを身分証明証として使うわけですから、それは「本人の名前とは違う身分証明書を自覚した上で使った」ということになり、身分詐称として捉えられてしまう可能性がゼロではありません。
旧姓とは言え、本来の名前ではないものを意図的に使ったわけですから、罰せられる可能性もあるということを覚えておかなければなりません。
ただ、ハネムーンなどで名前が変わっても普通に海外へ行くことはできます。
われら夫婦も入籍して翌日に出国しましたが、なんともなかったです。
トラブルに巻き込まれた場合に困る
仮に無事に海外に行ったとしても、外国で困ることもあるでしょう。
もしもテロなどのトラブルに巻き込まれた場合、真っ先に大使館があなたの身元を確認しなければいけません。
しかし、もしもあなたが旧姓のパスポートを使っていたら、大使館はあなたの身元をスムーズに確認することができなくなります。
旧姓というのは今の戸籍に登録されている名前ではないため、パスポートのあなたの名前を調べても該当する人物がいないということになってしまい、あなたの身分を確認するために時間がかかり、家族にも連絡がいかなくなってしまう可能性があります。
海外で自分の身分を証明する唯一の証明書ですから、パスポートは今現在の正しい名前でなければいけません。
トラブルに巻き込まれさえしなければ問題ないかもしれませんが、巻き込まれた場合に困るということも覚えておきましょう。
国によっては夫婦とみなしてもらえない可能性も
ハネムーンの場合に生じかねないトラブルもあります。
例えば、ハネムーンで海外に行く場合、2人で同じホテルの部屋に泊まりますよね。しかし、国によっては「結婚していない男女が同じホテルの部屋に泊まる」ということを禁じている場合もあり、夫婦同姓の日本から来た男女が違う名字で同じ部屋に泊まってしまえば、たとえ本来は夫婦であったとしても、パスポートの苗字が違うということで信じてもらえない可能性があります。
最悪の場合、警察に逮捕される可能性もゼロではありません。
このような法律がある国家では、男女が同じ部屋に泊まって逮捕されるのは男性であり、あなたの配偶者に迷惑がかかる可能性があります。
そのため、行く先によってはなおさら、新しい名字のパスポートを使わなければリスクが伴います。
航空券をキャンセルしなければならない可能性
もしも旧姓で航空券などの予約をしてしまい、新しく作ったパスポートで航空券が欲しいと思ったとしても、多くの航空会社は航空券の名前の変更を受け付けていません。
つまり、旧姓で航空券を予約してしまった場合、もしもパスポートが変わったならば購入した航空券をキャンセルし、新たに予約をし直さなければならない可能性が極めて高いです。
もちろん、そのような手間をかけたくないという理由で航空券のキャンセルはしたくないと思う人もいるかもしれません。
しかし、先ほども述べたように正しい名前でのパスポートを利用するのが1番安全ですので、少し手間がかかったとしても出来る限りキャンセルし、新しいパスポートを購入するようにしましょう。
キャンセルしてから予約をしよう
航空券をキャンセルする場合、30,000円ほどのキャンセル料を支払わなければならない可能性があります。
これはどこの航空会社の航空券かにもよりますが、キャンセル料が発生するケースがほとんどですので、もったいないと思わずにキャンセル料を支払いましょう。
無事にキャンセルができたら、新しいパスポートで新たな航空券を予約しましょう。
しかし、シーズン等によっては既に満席になっており、あなたがキャンセルをしたことで他のキャンセル待ちのお客さんが入ってしまったなどということもあります。
そのため、航空券をキャンセルするときには事前に航空会社に連絡をしてみると良いでしょう。たとえオンラインで購入した航空券であったとしても、いちど航空会社に電話をして聞いてみましょう。
もしかしたら、その席を抑えた状態でキャンセルし、新たな予約を手助けしてもらえる可能性もあります。
ホテル等の名前の変更も忘れずに
航空券を購入して海外に行くという事は、現地でホテルなどを予約していることもあるかもしれません。
新しい名字で航空券を予約したのであれば、行き先のホテルなどの予約も変更しておきましょう。
ホテル等の名前の変更であれば、キャンセルする必要はありません。事情を説明して名前を変更するということが可能ですから、もしもオンラインで名前の変更ができないのであれば、問い合わせてみても良いでしょう。
また、旅行代理店などを通じている場合は旅行代理店に相談することで対応してもらえることもあります。もしもこのようなトラブルが生じたら、先に旅行代理店に相談してみてください。
オプショナルツアー等を申し込んでいる場合、それらの名前も変更しなければならなくなる可能性があります。
申し込んでいるものに応じて代理店に相談しましょう。
このようなトラブルを防ぐために
せっかく予約をしたのに、その予約をキャンセルしなければならないとなれば非常にもったいないですよね。
このようなトラブルを防ぐためには、最初に名前を変更しておくということが大切です。
例えば、婚姻届さえ出しておけば新しい名字でパスポートを申請することが可能ですので、ハネムーンに行く前に余裕を持って婚姻届を提出しておきましょう。
「結婚式で婚姻届に署名し、翌日ハネムーンに出発する」などというスケジュールにしてしまうと、どうしてもパスポートが間に合いません。
しかし、旧姓のままでパスポートを利用するということにはリスクが伴いますので、早めに婚姻届を提出し、苗字を変えた上でパスポートを申請し、そこからハネムーンの予約をするということが大切です。
タイミングがずれてしまうと古いパスポートで出かけなければならなくなる可能性もありますので、気をつけましょう。
実際にはそこまで問題にならない
自分のケースで言えば、全く問題なかったのですが、はやり何かあったときは怖いです。
できる限り、実際の苗字とパスポートの苗字は同じ方が良いです。
違う場合も出国できますが、自己責任でお願いします!!
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