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“根性論”をやめた。日本に最多金メダルをもたらした柔道 井上康生監督の戦略

井上康生監督とは?

2000年シドニーオリンピックで100kg級金メダルを獲得した元柔道選手で、2012年から柔道の監督として選手たちを指導しています。

今大会、日本は聖地・武道館で男子5階級、女子4階級のあわせて9個の金メダルを獲得、2004年のアテネ大会の金メダル8個を上回り、過去最多となりました。9つの金メダルをもたらしたのは選手たちの努力はもちろん、井上康生監督の努力の結果でもありました。

 

9年前、ロンドンオリンピックでは女子が金をひとつ、男子は史上初めて金メダルゼロとなりました。空気が暗くなってしまった中、新しく監督として就任することになったのが井上康生監督です。

 

 “根性論”をやめた – データ分析による戦略

これまでの練習といえば、ひたすら練習を何度も何度も繰り返し、世界一走る量もこなすというものでした。ひたむきに、がむしゃらに。昔から続いた根性論です。そう頑張ってきましたが、結果としてロンドンオリンピックで勝てませんでした。

これからは何が原因なのか、何が必要なのか。それらを分析し、それに合わせた生産性の高い練習方法を考えなくてはならない、井上監督はそう考えたそうです。

 

そこで新しく導入したのがD2I-JUDO。日本代表選手や、海外の選手を映像で分析、各選手の動きひとつひとつをデータ化しました。それぞれの強みや弱み、癖を数値化し、練習に活かしていきました。

また、ひとりひとりの選手と向き合い、お互いの意見を尊重することで井上監督と選手たつの間にも信頼関係が生まれ、結果的に東京オリンピックで金メダル9個をもたらしたと言えます。

 

 データ分析により見えてくるもの

データ分析を行っているスポーツは柔道に限りません。またおもしろいことにスポーツする側だけでなく、観戦する側もデータ分析をしているのです。

スポーツベッティングをする人たちは、常に各チームの分析をしていて、勝敗を予想し、賭けをしています。ブックメーカー 日本語対応しているサイトが増えてきているため、それに合わせてスポーツアナリストも増えてきました。

 

中には早い段階から成果を出している人もいるようです。井上監督が行ったようにひとりひとりを分析してみると、何か新しいものが見えてくるかもしれません。

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