世界一周する前にはいろいろと準備が必要です。
その中で最も気になることは、年金や保険などの公的な手続き方法。
他に気になることは居住関係です。
僕は最初、海外にいる間の年金は?健康保険?税金関係は?どーなるんだぁ。となりました笑
いろんな不安がありましたが、僕なりに調べたことを記録します。
目次
世界一周に行く前に確認するべきこと。
世界旅行へ行く人はいろんな人がいます。
学生ならなんとかなります。
20歳以下でも、大丈夫です。
でも、社会人になるといろんな責任がついてくるのと、家族をもっていたりと何らかの制約があるかもしれません。
僕も30歳間近で世界一周に旅立つので、出来る限りしっかりと手続して行きたいと思います。
公的手続きは大きく分けて4つあります。
公的手続には大きくわけると、下の4つに分類することができます。
- 年金(厚生年金・国民年金)
- 保険(社会保険・国民保険・海外旅行保険)
- 税金(住民税・所得税・その他の所得)
- 住居関係(家・水道・電気・ガス・免許など)
人によってケースは様々で、それぞれ違いはあると思いますが、 だいたいこの5つに分類されると思います。
それでは説明していきましょう。
年金(厚生年金・国民年金)
年金は海外にいる間も収めないといけないのでしょうか?
いいえ。そんなことはありません。
「海外転出届」というものがあります。
※この海外転出届はとっても重要なワードです。
長期期間海外へ行く予定があれば、絶対に覚えておいて下さい。
この海外転出届を提出することによって、該当期間は国民年金は任意加入扱いとなり、年金を収めなくても良いのです。
この期間は年金の加入期間として認められますが、この期間内は年金を納めていないため、その分受給できる年金額が下がります。
しかし、これは後々追納することができます。
この超重要な「海外転出届」というものは、年金だけでなく、保険 税金 にも関わってきます。
保険(社会保険・国民保険・海外旅行保険)
先程も述べた「海外転出届」ですが、これを役所に提出することによって、国民健康保険の支払い義務が無くなります。
支払い義務が無くなると言うことは、無保険状態ということです。
国民健康保険に加入している間は、医療費は3割負担なので、病院に行っても治療費は3割だけで隅まずが、無保険状態の間は10割負担ととなります。
10割負担になっても、3割負担になるのは日本の病院だけなので、この間に海外にいるならば関係ないです。
旅行中に無保険の人はいないと思います。
普通は何かしらの旅行保険に加入すると思いますので、無保険状態になっても日本の病院にかからないのであれば問題ありません。
日本の病院にかからないのであれば、国民健康保険の保険料を払う必要も無いので、保険料を支払わないほうがいいと思います。
ちなみに、クレジットカードの付帯保険は3ヶ月あります。
クレジットカードの付帯保険は期間を延長させる方法もあります。
海外へいる間は海外の保険も加入できます。
国民年金と国民健康保険の一番の違いは、任意加入できるかできないかです。
国民年金は任意加入できますが、国民健康保険は任意加入できません。
もし、旅行中に一時帰国することがあり、なおかつ病院に行く場合には注意が必要になります。
税金(住民税・所得税・その他の所得)
ここで説明する税金は大きく分けて3つです。
それは、「住民税」と「所得税」と「その他の所得」です。
「住民税」ですが、これはカラクリを知っているとお得になります。
住民税の有無を判断するのは1月1日の時点で住民票が日本にあるかないかです。
1月1日に住民票があれば、その翌年の住民税を収める必要があります。
理論上、12月末に住民票を抜いて、1月2日に戻せば住民税はかかりません。
もし、一年以上かけて世界を回ろうと考えているのであれば、12月末に住民票を抜くのがいいのではないでしょうか?
そうすることで余計なお金を収める必要はなくなります。
※住民税が免除させるのは翌年の事なので、海外旅行中は収める必要があります。
詳しくはこちらを参照してください。
次に「所得税」です。
所得税とは所得のある場合に納税の義務が発生します。
普通に働いていれば、会社が申告してくれますが、海外旅行をするとなると自分で確定申告をする可能性があります。
なぜかというと所得税は1月から12月までを申告するため、途中退職などして海外に行くと自分で所得を申告する必要がでてきます。
確定申告の時期は2月中旬から3月中旬にする必要があります。
もし海外などに出かけていて申告できない場合は代理申請を行うか、「準確定申告」を管轄の税務署で行う必要があります。
「準確定申告」は年間いつでも申告可能です。
詳しくは税務署に直接問い合わせをすると丁寧に教えてくれます。
※遡って申告することもできるが、延滞金や追徴課税される場合があります。
住居関係(家・水道・電気・ガス・免許など)
海外旅行中の住居等の管理はどうするのか?
これは人によってかなり違いがあります。
僕らのケースでは、郵便物、電気、水道、ガス、HNK、固定電話、携帯、家の管理でした。
郵便物
一ヶ月以内の海外であれば、「不在届」を郵便局に提出しましょう。
これを行うと一ヶ月間は郵便局で郵送物を預かってくれます。
もし、期間が1年未満になるようなら、「転移届」の手続きを行いましょう。
これをすると転移先まで郵送物を届けてくれます。
親戚などを転移先にしてみましょう。この転移届ですが、実際に転移しなくても利用は可能です。
※帰国したら、転移届を出すのを忘れずに。再度転移届を出すことで元に戻します。
電気・水道&ガス
水道・ガスは長期不在するわかっていれば、事前に連絡をしておけば、基本料金すらかからない。
はっきり言ってかなりお得になります。
しかし、日本に帰ってきてすぐに水道・ガスが使えるようになるのではなく、連絡後検査を行い使えるようになるのに数日かかるとのこと。
使用可能になるまで少し時間がかかるのがネックですね。
NHK
NHKも解約することができます。
ちなみに、家に誰かしら住んでいる場合は解約できません。
詳しくはNHKのHPをご覧ください。
固定電話
固定電話は日本に戻ってきた時に同じ電話番号を使いたいかどうかで、料金が変ってきます。
同じ電話番号を使いたい場合
いなくなる時に休止工事(2,000~10,000円)が必要になります。
帰ってきた時にも再開工事(2,000~10,000円)が必要になります。
月々の回線使用料がかかります。
電話番号が変ってもいい場合
休止工事(2,000)が必要です。
再開工事(2,000~10,000円)が必要です。
最大10年間、権利を預かってくれます。
帰ってきても固定電話を使わない場合
→解約しましょう。
詳しくはこちら
携帯電話
ここではドコモ・au・ソフトバンクについて話します。
長期に海外に行って、尚且つ電話番号もメールアドレスもそのまま保管したいと考える人もいるかと思います。
そんな人達のために各社とも電話番号・メールアドレスを保管してくれるサービスがあります。
各社とも年間5000円程の維持費がかかってしまいますが。
詳しくはここのブログがわかりやすく説明してます。
もし、電話番号だけ保管しておきたいと考えている人はいろんなサービスがあります。
どうでしたか?
思ったより、いっぱいありました。
自分の他に家に誰かがいる場合などは手続が少なくなります。
親と同居していたりすれば、まだいいですが一人暮らしから家を引き払って長期間海外へ行くとなれば、いろんな手続が必要です。
出国前に慌ただしくならないように事前にしっかりと準備をしておきましょう。