パリまで旅行したら、是非とも訪れたいのがモンサンミッシェルです。
僕は学生の頃、パリまで旅行に来たのですが、電車での日帰り旅行が不可能に近いと聞いてモンサンミッシェルを諦めた経験があります。
でも、安心してください。この方法であればモンサンミッシェルへ日帰りで行くことができます。しかもコストは50€以下です!!
個人で手配する方法としては最安値で移動も最も簡単です。
目次
パリ郊外の観光地であるモンサンミッシェル
パリからほぼ丸一日かかる有名観光地であるモンサンミッシェルへの日帰り観光についてです。
モンサンミッシェルはパリから約370キロの離れており、この距離は東京ー名古屋間に匹敵するほど離れています。
これを日帰りとなると行き方を知っていないとかなり難しいです。そして何より、日本語で紹介されている行き方はほとんどが高速鉄道(TGV)に乗って、近くの都市まで行きその後ローカルバスに乗るという、実際はかなりめんどくさい行き方が紹介されています。
パリからモンサンミッシェルまでTGV(高速鉄道)の行き方
パリからモンサンミッシェルへ行くには、パリの駅から高速鉄道(TGV)でレンヌまで行き、それからシャトルバスでモンサンミッシェルへ行くのがメジャーでした。
この方法が一番メジャーな方法ですが、電車の予約やレンヌからローカルバスに乗ったり、またその時間を守らなきゃならなかったりと、日帰りだと意外と滞在時間が短いのがマイナスポイントです。
TGV+ローカルバス(シャトルバス)での費用
一番メジャーな行き方ですが、個人的には1番お勧めできないプランです。
何故なら列車(所要時間2時間)は早くに予約すると片道20€で予約する事ができ、シャトルバス(所要時間1時間)は片道15€かかります。
片道35ユーロしますので、往復だと70€します。
※ちなみに列車は通常価格だと片道50€もします。直前に予約するとほぼ通常価格なので、直前にチケットを買うくらいなら、ツアーに入ったほうが良いと思います。
ツアーに入るより安く済みますが、自分で予約しなければならないのと、シャトルバスの本数が少ないので、時間に縛られるのがマイナスポイントです。
費用は70~130ユーロと幅広いです。
観光ツアーでモンサンミッシェルに行くのなら!
モンサンミッシェルへのツアーは最低で100€します。1番楽ですが、ちょっと高いです。
ただこれが一番楽なのも事実です。
直前でモンサンミッシェルへ行きたいと予定を変更するのなら、観光ツアーも良いでしょう。短い時間で効率良く行けるのもポイントです。
ただ費用が少し高いだけです。
僕のお勧めはFLIXバス(モンサンミッシェルまで直通)
パリからモンサンミッシェルへ行くのは直通バスがお勧めです。運行会社はFlixbus(フリックスバス)です。
モンサンミッシェルまで直通で行きますし、朝7時台にパリを出発しモンサンミッシェルの到着は12時台です。モンサンミッシェルからの帰りは15時台、17時台とあり、21時台、23時台パリに到着の便があります。
※2019年3月時点
これは実際に僕が利用した便ですが、値段はこのくらいでした。夏の時期の予約なので、ちょっと高くついています。また、繁忙期や予約が埋まっていると更に値段は上がります。
僕は12時台にモンサンミッシェルに到着し、帰りは17時台のバスを予約したので、滞在時間が5時間と存分にモンサンミッシェルを楽しめました。
お値段はなんと往復50€以下です。値段は席の空き状況によって変動しますが、出発日の5日前でこの値段でした。
気になる方はTGVと値段を比較してから、フリックスバスの料金を見てみて下さい。
フリックスバスは片道のみの予約もでき、フレキシブルな使い方ができる
Flixbusは片道ずつの予約も可能です。
Flixbusの難点は本数が少ない事なので、列車とフリックスバスを組み合せたり、帰りは翌日にしてみたりとフレキシブルに対応できます。
僕は実際にモンサンミッシェルへ行きましたが、もっと時間があれば、モンサンミッシェルで一泊したかったです。モンサンミッシェルがライトアップされたところを見たかったです。
行った人に聞くと、それは幻想的な景色だそうです。是非、次はトライしたいですね!!
フリックスバスはインターネットも使え、快適な乗り心地
フリックスバスはめちゃくちゃ快適です。座席は日本のバスよりも広く、バス内に電源、Wi-Fi、トイレが付いています。とても快適です。
僕もヨーロッパ内の移動は何度もフリックスバスを使いました。安いしクオリティが高い。しかも移動経路も無数にあるので、こんなルートもあるのか!と驚きました。
フリックスバスの予約方法
フリックスバスの予約はめちゃくちゃ簡単です。
ホームページから予約するのもいいですが、アプリから予約するほうが簡単です。支払いはクレジットカードです。
検索方法:Paris to Le Mont Saint-Michel
チケットはアプリでQRコードを見せれば良いだけ。列車よりも断然楽です。
フリックスバスの注意点
フリックスバスの乗場までは自力で行く必要があります。時間厳守です。
15分前に到着するように書いてありますが、5分前に到着すれば大丈夫。しかし、出発時間を過ぎてしまったらチケットは無効になります。
フランス国内なのでパスポートはいりませんが、念のため持っていくことをお勧めします。
出発場所
パリのフリックスバスの出発場所は2か所あります。(Paris(Bercy Seine)、Paris La Defense)
Paris(Bercy Seine)の場所です。こちらのバス乗り場はわかりにくいのと、朝早い時間の集合なので、下のParis La Defenseの方がお勧め。
※Porte Maillotというバス乗り場も以前あったのですが、2019年時点ではなくなっている模様です。
Paris La Defenseの乗り場はこちらです。
パリの中心地に停まっていれば、どちらもアクセスは同じくらいですが、出発時間が遅く、到着時刻が早いのでいいと思います。場所はフリックスバスの公式HPでしっかり確認してください。
※便によっては、Paris La Defenseを通らないルートもあります。その場合、予約できるのはParis(Bercy Seine)出発のみになります。
Flixbus(フリックスバス)でモンサンミッシェルへ
それでは実際にフリックスバスを使って、モンサンミッシェルまで行った時の事を書きたいと思います。
こちらは僕の体験談になりますので、行く場合は最新の情報を確かめてください。参考程度でお願いします!!
フリックスバスの予約は5日前にした
フリックスバスの予約はアプリで行いました。
調べてみると一番安いのは往復で50€でしたが、ほぼ最安値で予約することができました。日付にもよりますが、片道25ユーロ以下で予約出来ればかなりラッキーだと思います。
フリックスバスの特性ですが、早めに予約するほうが安く予約できる傾向になります。
ちなみに電車はパリからレンヌまででも20ユーロはするので、電車よりも圧倒的にお得です。(更に電車ではバス代もかかります。)
フリックスバスの存在を知っていれば、電車で行く選択肢は選ばないと思います。
僕はかなり安い値段で予約ができ、往復で50€かからなかったです。8月7日の繁忙期でこの値段です。予約は1週間前(5日前)にしました。夏休みなどの繁忙期でなければ、更に安い値段での予約が可能になります。
フリックスバスは空席が多ければ安い値段で予約できますが、埋まってくると値段が上がってきます。前日でも席に空きがあれば安いです。ちなみに前日に同じ便の席をチェックしましたが、往復で80€でした。ちなみに当日は席はほぼ満席でした。
パリのフリックスバスのバスターミナル(Bercy Seine)へ
Bercy Seineというバスターミナルが出発地点だったので、ここへ向かった。バスターミナルは建物内にあるが、地下道みたいな雰囲気だった。
他にもフリックスバスが多数いるため、わかりやすい。電光掲示板等はないので、バスは自分で探すしかない。ちなみにバスターミナルはこの場所の地下というか半地下というか、初めてでは少しわかりずらいので、少し早めに到着することをお勧めする。
出発時間&始発地点なのに遅れてきたのは衝撃!!
7:05出発だったため、僕は念のために少し早めの25分前に到着した。公式では15分前に到着しておいてと書かれているが、出発時間前なら問題ない。ちなみに朝早くてもメトロは動いているので、全く問題なく、バスターミナルには到着することができた。
ここがモンサンミッシェルへの始発地点であるはずだが、バスは遅れてきた。
フリックスバスは大幅に遅れて来るときはアプリを取得していれば通知が来るが、今回は10分の遅れのため連絡はなかった。始発地点でバスが遅れてくるとは。。。
しかも、他のフリックスバスの運転手に聞いてもみんな知らないと言う。確かに国際線のバスの運転手はここの土地勘もないため、わからなくてもしょうがない。
他にもバス停があるかと思ったが、建物内だけだった。ちなみにこの建物内にはWi-Fiはないが、他のフリックスバスがたくさんあり、そのWi-Fiが使えた。
バスにチェックイン
バスに乗るにはQRコードをスキャンしてもらえば、それがチケットの代わりになる。アプリでもメールでも印刷した紙でもいいのでQRコードをみせてバスに乗り込んだ。
今回は日帰りのため荷物は無かったが、荷物も預ける事ができる。
今回のフリックスバスのクオリティ
フリックスバスの緑色がデフォルトだが、今回のバスはグレーであった。
フリックスバスはWi-Fiや電源が付いているので、いつも使っているが今回は国内線だからか両方とも付いていなかった。トイレはちゃんとあった。
バスは普通のバスだった。
パリのもう一つのバスターミナル
このモンサンミッシェル行きはBercy Seineを出発してPorte Maillot経由でモンサンミッシェルへ向かう。こちらのバス停では到着時刻は7:50の予定だ。
※2019年時点ではParis La Defenseに変更している。ちなみにParis La Defenseを通らないルートもある。
ホテルがBercyのほうでなければ、Paris La Defense乗り場をこちらのバス停にするのをお勧めする。基本的にパリ市内からの移動はメトロだが、料金はゾーン1.2なら同額だし、出発時間が遅いのもいいと思う。また、メトロの駅がこちらのほうが近い。
バス停からモンサンミッシェルまでの行き方
フリックスバスはバス停(駐車場のP7)に着きました。12時50分でした。ここからモンサンミッシェルまでは約3キロです。時間にして約40分ですが、無料のシャトルバスがあります。
到着したバス停はこちら。
歩いても良いですがシャトルバスに乗りました。ちょっと歩くには距離があります。
ちなみにここにインフォメーションセンターがあり、トイレやフリーWi-Fiがあるので、一旦インフォメーションセンターに行って準備してから行きましょう。
シャトルバスは頻繁に来ます。シャトルバスではモンサンミッシェルまでに数カ所止まります。そこで降りて歩いてもいいし、モンサンミッシェルまで行っても良いです。
僕は途中の桟橋でシャトルバスから降りて、遠目からのモンサンミッシェルを楽しみながら、向かいました。
こんな感じで遠目からの写真を撮ったりしながら近づいていきます。
モンサンミッシェルに到着
やっとモンサンミッシェルに到着です。
めちゃくちゃ人がいますが、とりあえず好きなところに行きましょう。モンサンミッシェルの周りも歩けるので、ここで写真撮影するのも良いですし、上の修道院へ行くのも良いでしょう。
中はめちゃくちゃ人がいますね!
良さげな雰囲気のお店なんかも多数ありますので、一休みするのも良いでしょう。
上から見下ろす景色も良いです!!
修道院の入場料と見学時間
上にある修道院の入場料は10€です。(値上がりしている可能性あり)
チケットを買うまで少し並ぶので、見学時間を合わして1時間は見ていた方が良さそうです。中に入らなくても良いかもしれませんが、時間があるならせっかくきたので入っていて損はないです。
個人的には修道院の裏側から見れる海が好きです。
モンサンミッシェルの所要時間の目安
バス停に到着後にインフォメーションセンターでトイレなどを済まして、シャトルバスへ乗り、モンサンミッシェルへ。移動&写真撮影などして大体1時間。
修道院でチケット購入&見学で1時間。
レストランで食事&ショッピングで1時間。
帰りのシャトルバスは混んでいるので、シャトルバスに乗るまでに10分。シャトルバスでバス停まで10分。帰りはバスの前にトイレに行ったほうが良いので、インフォメーションセンターへ。これでだいたい30分かかります。
モンサンミッシェルの所要時間はだいたい3時間半をみていたほうが良いです。急げばもう少し少なくても済みますが、僕は3時間半あって良かったと思いました。
写真撮影のポイント
モンサンミッシェルの写真撮影のポイントはこの2つです。
ポイント1のところはモンサンミッシェルの写真はほぼこのエリアで撮られています。
これがポイント1の写真です。
ポイント2はモンサンミッシェルの裏側ですが、ほとんど人がいなく限りなく遠浅が広がっているので、自分以外は映らない写真が撮れます。
これはポイント2を上から撮った写真です。
このポイント2に行くには少し時間がかかるので、上記の3時間半よりもう少し時間がかかるかもしれません。
ポイント2は海の上ですが、干上がっているので歩いて行くことができます。
モンサンミッシェルを堪能したら、パリに帰る
パリに帰るのもフリックスバスで帰ります。17:20発のバスなので17:10にはバス停(駐車場P7)に戻っている必要があります。モンサンミッシェルを16:30に出れば大丈夫でした。
帰りのシャトルバスには長蛇の列でしたが、意外と進みは早く10分待っているとバスに乗れました。ここから約10分でインフォメーションセンター近くのシャトルバス乗り場に到着しました。
インフォメーションセンターでトイレとWi-Fiを繋いで、メールチェックなどをして17時にインフォメーションセンターを出ました。インフォメーションセンターからP7までは3分もすれば到着します。
既にバスは到着していたので、QRコードを見せてバスに乗りました。
到着のバスターミナル
到着のバスターミナルは新凱旋門の近くにあるバスターミナルでした。行きのバスターミナルとは違いますので、注意です。こちらがParis La Defenseのバスターミナルです。
始発のBercy Seineはそのまま乗っていれば、行けますがこちらの方が早く着きますので、ここで降りてメトロに乗った方が早くホテルへ帰ることができます。
まとめ
フリックスバスでの往復は個人手配でも楽。というか、これを知っていると電車という選択肢はない。日帰りも余裕ですし、モンサンミッシェルでの時間も取れます。列車で行くよりコスパもいいです。
日帰りも余裕で行けますし、バスに乗ってしまえば何も考えずにモンサンミッシェルまで行くことができます。バスの中ではほとんど寝れるので朝早いのも夜遅いのも問題なし。列車なら乗換やらバスの時間など気にする事が多すぎます。
その点フリックスバスならパリ出発とモンサンミッシェル出発の時間だけ気にすれば大丈夫。
フリックスバスはお薦めですよ。
ちなみにフリックスバスは予定が変わった時も次の予約に振替できます。予約の振替には1€かかりますが、1€なので安いですよ。振替には一度キャンセルして、再度購入という流れです。フリックスバスのキャンセル方法はこちらです。
もし、パリにきてモンサンミッシェルへ安く行きたいならこちらの直通バスが列車を使っていく方法よりもおすすめです。たまにバス停の場所が変更していたりするので、最新の情報をキャッチアップしてください。
もs、モンサンミッシェルに泊まりたいのなら、世界遺産のモンサンミッシェル内のホテルもしくは、写真スポット近くのホテルがお勧めです。どちらが良いかはこちらの記事を参照してみてくださいね。
コメント