海外で電気製品を購入した経験はありますか？

電化製品だけでなく、スマホだったりオシャレなライトだったり。

ふと疑問に思ったことはないでしょうか？

これらの製品は日本でそのまま使えるのか？

電圧やコンセントの形状が違うため、やっぱり変圧器やプラグが必要なのか？

もし、必要ならどうやれば使えるようになるのか？

このような疑問に詳しくお答えします。

海外の電気製品は日本でも使える

最初に結果を答えると、海外の家電を含む電化製品は日本でも使えます。

しかし、電気製品によっては変圧器やプラグなど変えなくてはならないことがあります。

更に詳しくお答えします。

まず考慮すべきはコンセント

世界には日本とは違うコンセントの形があります。

次の図を見てください。

世界にはこれほど多くのコンセントの形があります。

それに合うプラグの形も多様です。

これをみると日本の形はA型になります。

まずは使いたい電気製品のプラグがA型に対応しているかを確認しましょう。

もし、対応していなければ変換プラグがありますので心配しないでください。

これは海外製品を日本製品用のA型に変換するプラグです。これで全世界対応なので一個あれば、どの製品にも対応するのがいいですね。

電圧に注意

コンセントのプラグの次に考えるのは電圧と電流（アンペア）です。

基本的に海外製品は220ボルト（V）の物が多いです。

海外のに電圧は220ボルトが多い

海外の国々の電圧は220ボルトが多いです。

アメリカじゃ120ボルト、ヨーロッパなどは220ボルトです。

極稀に100-240Vの表記があれば、世界中どこでも対応しています。

スマホやパソコンなどの充電器はこれに対応しています。

そのためスマホやパソコンは変換プラグがあれば、世界中どこでも充電できます。

これは海外で買ったパソコン用の充電器なのですが、【INPUT:100-240V/AC】と書かれています。

これは電源の電圧は100‐240V対応ということです。

基本的にスマホやパソコンは全世界対応（100‐240V対応）なので、日本のスマホなども電圧は気にせずに海外で充電できます。

その他の海外の製品を使おうとすると電圧の問題が浮上します。

照明器具などは220Vですが、100Vの電圧で使っても、問題はありません。

※安全を気にするなら変圧器を使いましょう。

問題なのは熱を発生させる家電（ドライヤーや調理器具など）です。

これらは電圧が低いと始動しなかったり、パフォーマンスが弱かったりします。

逆に日本製品は100ボルトなので、海外（220ボルト）で使おうとすると熱を帯びたり、ショートして壊れる危険性があります。

海外製品のような高い電圧の必要な機械は日本で使っても壊れることはありません。

必要なのは変圧器

変圧器を利用すれば、大抵の電気製品は使えるようになります。

日本の電圧を海外製品に対応するように、電圧を220ボルトまで上げる変圧器のことをアップトランスと言います。

このアップトランスの変圧器は比較的安価（2000円～3000円）で売っています。ここで注意しないといけないのは、電圧だけが変わるということです。

台所で使うような白物家電はワット数が関係してきます。

ワット数にも注意が必要

ワット数とは消費電力のことです。電化製品毎に消費電力があり、これに達していないと十分なパフォーマンスができません。

僕は海外で日本のドライヤーを使おうと思い変圧器を使ったのですが、必要な消費電力まで達せず、冷風しかでませんでした。

その時の事はこちらの記事で書いてあります。

消費電力（ワット数：W）＝ 電流（A）× 電圧（V）で計算することができます。

例えば、1アンペアで100ボルトの電圧であれば消費電力は100ワットです。

例：1（A）×100（V）＝100（W）

先ほど紹介したような安価な変圧器は消費電力が100ワットまでと大変少ないです。

100ワットで使える電化製品

100ワットで使える電化製品の例を紹介します。

• ゲーム機　10W
• ノートパソコン　60W
• 電気シェーバー　10W
• ビデオカメラ　50W
• スマホ
• タブレット端末
• カメラ

これらを利用するくらいなら通常の変圧器で十分です。むしろ変圧器もいらないくらいです。

変圧器の利用の有無は説明書に対応電圧がかいてあります。

100V-240Vと書かれていれば、この電圧のうちは大丈夫です。

逆に対応電圧以外で作動させてしまうと壊れる原因となります。

100ワット以上必要な家電

100ワット以上必要な物です。

• 冷蔵庫　250-300W
• ドライヤー　1200W
• アイロン 1200W
• 洗濯機 1200W
• 電子レンジ 1500W

※これらは目安です。

これらのような消費電力が高い物は電圧が違う以上、日本で使うのはお勧めできません。

消費電力が大きいものへの対応

もし、これらのような消費電力が大きいものを日本で使うにはどのように対応するのが良いでしょうか？

日本では完全に使えないというわけではありません。

リンク先にあるような、より高性能な変圧器を使えば利用できるようになります。

海外製品と日本の電圧について少し学べたと思います。次回は逆に、日本の製品（スマホなど）を海外で使えるようにするには？について、詳しく書こうと思います。